法人申告

税務調査

2017-04-15

過日、繰越欠損金をかかえる顧問先の税務調査がありました。調査官は売上の計上漏れがあると言います。20日締め後の10日間分の売上は確かに計上しませんでした。しかしその金額はわずか30数万円です。この場合、欠損金があるため法人税はかからず消費税が少し追徴となるのですが、修正申告書を提出してくれと調査官が言いはりました。この事業者は簡易課税を選択している卸売業者ですから追徴税額は3千円にもなりません。調査官が2日間もかけてやる仕事だろうかと思いました。勿論、通達を知らないのかと言って修正申告は断り、調査官もそれ以上は言いませんでした。

法人税調査つづき

2015-06-09

調査の初日、いきなり帳簿を見るわけではありません。最初の1時間ほどは、世間話から始まり、会社の概要を知るために、例えば事業内容だったり、主な取引先だったり、役員や従業員の人数を訊いたりしてきます。

緊張している社長にその場を和ませるように「社長さんのご出身はどちらですか?」とか「釣りがご趣味なんですか。」などと言ったりします。

しかし、私は聞かれたことにだけ答えてくださいとお願いしています。もう、調査は始まっているのです。社長の一言ひとことは調査官によって記録されていますから、それが後になって不都合な証言となる場合があります。

この日も、社長の経歴、会社の設立から今日までの事業業績などを聞かれました。社長は必要最小限のことを話します。私は、それを横で聞きながら、「100点満点の応答だ。」と内心喜んでいるのです。

 

27年調査終了

法人税の調査 NO.1

2015-05-22

27年調査終了去る4月20日、21日の2日間にわたって、建設業を営む顧問先法人の税務調査がありました。この調査に立ち会いましたのでご紹介しようと思います。

税務署から税務調査をしたい旨の電話が当事務所にかかってきたのは、それより前の4月9日でした。

「谷崎先生の見ておられる〇〇建設株式会社の税務調査を行うことになりました。つきましては、今月20日の週のいずれか連続する2日間をお願いしたいのですが、ご都合はいかがでしょうか?」続く

私は、「それでは、〇〇建設さんのご都合をお聞きしてから折り返しご連絡いたしましょう。」と言って電話を切りました。先ず、私が立会いができるかどうか、その週の予定表を確認しました。すると、20、21、24日以外は全部予定がはいっていることがわかりました。

私は、〇〇建設さんに電話をしました。税務署から税務調査をしたいという電話があったこと、20日から24日の中の2日間をできればお願いしたいということ、そして、都合が悪ければもっと先に延ばしてもいいのですよということも付け加えました。

社長のMさんは、「ああ、いつ来てもらってもいいよ。来るなと言ってもどうせ来るのでしょう?」と言うので、私は20、21日が空いてると言うとすぐにそれで決まりました。

私は、税務署の担当者に電話をかけて、「20,21日でお願いします。」と伝えました。

〇〇建設の税務調査については何の心配もありませんでしたが、社長に不安を抱かせないように調査予定日より前の15日に〇〇建設を訪問し、税務調査の進め方、こちらの対応の仕方などについて知っておいてもらおうと、約1時間ほど打合せを行いました。社長にはいつもの笑顔が戻っていました。

4月20日、いよいよ調査当日となりました。

通常、調査官は午前10時に会社を訪問しますので、私はそれより少し早い9時45分に会社に到着しました。

 

 

 

 

谷崎税理士事務所の事例・ケースレポート

2015-05-20

こちらに谷崎税理士事務所の事例・ケースレポートを公開していきます。

実際の現場の事例、お客様の声などご参考になれば幸いです。

 

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